入社前にブラック企業を見分けるためのOB/OG訪問を考える
こんにちは、マナミです。
新卒で入って3ヶ月で辞めてニート系フリーランスをやっています。
先日は仕事を辞めた経緯と、辞めてもどうにかなるんじゃないかというお話を書きました。
ですが、もちろん辞めないほうがベターですし、私もわざわざ辞めたくて入社したわけじゃないです。(あたりまえ)
私が新卒で入った会社はブラックだったのですが、
今思えば就活をちゃんとやっておけば、入社前にブラック企業と判断できるところはいくつもあったよな〜と思い出しました。
入社前にOB/OG訪問(社会人訪問)やっておけばよかったな〜というお話です。
今回の記事はとくに、学生の人に読んで欲しいです。
18卒の就活はもう終盤になっていると思うのですが、
19卒など学生の人にもぜひ読んで欲しいです。届け〜。
「就活が終わった!」というあなた、OB/OG訪問 はやりましたか?
ここにOB/OG訪問をやっていなかったがために社会人デビュー早々、新卒カードをドブに捨てた人間がいますので注意してください。
OB/OG訪問をしなかったからブラックに入ってしまった
私がブラックに入ってしまった原因(=就活の敗因)の一つとして、
OB/OG訪問をちゃんとしなかったということが挙げられます。
ブラック企業時代の先輩の話
OG/OG訪問の重要性を語るにあたり新卒時代の話を少し。
入社から1ヶ月間の研修を終え、私は部に配属されました。
後に身をもって知ることになるのですが、その部は会社の中でも特にブラックな部でした。
配属の2週目には、私も同じ部の同期も毎日22時に会社を出るのが日課となっていました。
(隣の部の同期はホワイト部だったので毎日19時にはきっちり退社していました)
私の指導担当は、入社2年目の女性でした。
先輩は優しく美人なしっかりもので、銀河鉄道999のメーテルに似てます。
メーテル先輩は2年目でしたがすでにクライアントを5つ掛け持ちしており、
クライアントとのミーティングや営業で
時には遠方へ飛行機での出張など、文字通り、毎日飛び回っていました。
そういうわけで先輩は週の半分以上、会社にいませんでした。
おもにその先輩が私に仕事を指示や指導をしてくれました。
しかしそんな忙しい先輩がいつ私に指導をしてくれたか?
それは深夜2時〜3時の時間帯に、翌日の指示のメールを送ってくれていたのです。
日中は営業やクライアントで終日外出している先輩は、
その時間まで資料作りに追われており、ようやく翌日の指示のメールををくれるのでした。
今思っても、先輩は殺人的な量の仕事をこなしていました。
まる1日会わないメーテル先輩から深夜メールで指示がきて、初めて
「この会社、もしかしてやばい・・・?」と気づきました。
気づくのが遅すぎますね。
1年後には、自分も2時3時まで死ぬ気で仕事をしなければならない…ということへの恐怖。
毎日ほぼ徹夜のその先輩は、たまに会うと、クマと寝不足で青白い顔をしていました。
ちなみに先輩に「なんで仕事を辞めないんですか?」と聞きました。
先輩はどこか遠くを見るような目で言いました。
「なんで辞められないんだろうね?」
(あっこれやばいやつや)
内心ではドMだからじゃないですか???って思いましたが、言えませんでした。
ブラックを見分けるOB/OG訪問の正しいやり方について考える
入社を決める前に今一度、OB/OG訪問を
これから就活する人も、もう内定もらったよ!という人も、
就職する前には絶対に目当ての企業や内定先のOB/OG訪問をちゃんとしてください。
ネガティブなことをいうようですが、
一度でも直接会って正しく質問をしていれば、
その仕事の「異常性」に気づくことができるからです。
また顔をみればその人がどんな生活を送っているかわかります。
(メーテル先輩はいつもクマだらけでした。)
「会社のいいところ」は会社説明会にいけば腐るほど聞かされるので、
OBOG訪問では徹底的にダメなところを、具体的に聞くべきだと思います。
就活をちゃんとしない人はブラックを掴まされる
私の出身大学は、就活ではどマイナーな教育大学で、
ほとんど一般就職の先輩や知り合いがいませんから、
同じ大学出身の先輩へのOB/OG訪問は一度もできませんでした。
またOB/OG訪問の重要性に気づいてなかったので、死に物狂いで知り合いづてで連絡したりもしませんでした。
1度でも会っていれば、おかしいってことすぐにわかったはずなのに・・・。
就職してからわかったのですが、世の就活生がやる就活の半分もしていなかったようです。
ちゃんと面接を受けたのは3社で、しかもそれぞれ業界も職種も全く異なる企業。
内定をもらったのはうち2社でした。
入る会社の競合(同業者)をほぼ知らないという恐ろしい状態で就活を終えてしまいました。笑
同業他社を知ることの意味は、その業界全体の働き方の傾向が見えることにあると思っています。
他社を知っていれば、自分が志望する会社のブラックさが業界全体の傾向なのか、
それとも会社としてクレイジーなのかがよくわかります。
(イメージ)
そして私のいた会社は、会社としてクレイジーなのでした。
(退職してから同業他社の人ともお会いしましたが、うちの会社が一番狂っていた)
オススメの訪問先は「モブ社員」
さて、訪問先の社員選べる場合。
説明会に登壇するような素晴らしい経歴のキラキラスーパー社員ではなく、
失礼な言い方をすれば、ちょっとモブっぽいかな?って思うくらいの人に聞くのがオススメです。
なぜなら説明会に登壇するようなスーパー社員は、どんなブラック企業でも忙しくても楽しく仕事ができるから。
またはそんなふうに見せるのがうまいから。
良くも悪くも普通っぽいけど、客観的に会社のことが見えている人に聞くといいと思います。
ブラック企業をあぶり出す質問集
これだけブラック企業が問題になっている世の中ですから、
「先輩はこの会社でなにやりたいんですか〜」っていう理想を訪ねるのもいいですが、
自己防衛のためにもっとネガティブで踏み込んだがオススメです。
例えば
- 「この仕事で一番辛いことってなんですか」
- 「いつも何時に寝て、何時におきますか」
- 「残業や徹夜仕事はどのくらいありますか」
- 「辞めたいと思った時はありますか、どんなときですか」
- 「楽しいときと辛いときは、何対何くらいの割合ですか」
- 「福利厚生への満足度はどうですか」
- 「有給休暇はどのくらい使えていますか」
⇧といった質問はどうでしょうか。
これ在職中の私だったらめちゃくちゃ掘り出せる質問です。笑
質問して、ブラック企業から自己防衛してください。
また、
「最近の仕事で一番やりがいがあったこと、楽しかったことはいつで、どんな内容ですか?」
と聞くのもいいかもしれません。
「最近の」と聞くことで実際の仕事ぶりを聞き出すことが目的です。
これも当時の私だったら苦虫を潰したような顔をするでしょう。笑
ブラック企業の疑いがある答え
ちなみに「辛いのが気持ちイイ」というドMな社員もたまに存在します
(メーテル先輩も今思えばその気があった)
その辺りも会話の中でちゃんとセンサーを張っておくといいと思います。
話していて「なにをいってるんだこの人は???」って思う箇所があったら
ブラック企業に毒されている疑いがあります。
とくにメーテル先輩のように「辞めたいと思った時はたくさんあるけど辞められない」
という人は仕事中毒のドMといえるので注意が必要です。
(仕事を続ける理由は人それぞれなので一概には言えませんが)
OB/OG訪問のサービスを使ってみるのもありかも
こちらのサイトは、私の同期が就活の時によく使っていたそうです。
無料で使えるそうです。
ちょっと覗いてみたところ、社会人のほうは人材系の会社や、採用人事が多いのが気になりました。
まあ・・・人によると思うのでプロフィールや評価をみて、判断するといいかもしれません。
また茶会人訪問というサービスは、私が就活生の時に1度だけ使いました。
もともとリクルートのサービスだったのが、いまはボランティアで運用されているそうです。
上記2つのサービスはfacebookと連携しており、
訪問先の人となりを知ってからOB/OG訪問ができるので便利です。
しかし私が就活していた時点では、私が入った会社の人はいずれも登録していませんでした。
忙しすぎてやっている暇がないのかな・・・。
「就活がうまくいかない」ときも悲観しないで
この記事をもし就活生の人がみてくれたら、読んでほしいメッセージです。
⇩
もしあなたの内定先、入社予定の会社が「ブラック企業」と思われるとき。
自分の心の中で聞いてみてください。1年後、その働き方で後悔しませんか?
少しでも自信がない時は、無理せず就職先を変えるか、就職を延長するという手もなくはありません。
年度が変わるギリギリまで就活セミナーもありますし、就職浪人という道もなくはないはずです。
最悪バイトやフリーでも食べていけます。
あと、もし、OB/OG訪問したい人は、バイト先など他校の友達に紹介してもらうなど、あらゆるつてを使って探すのがよいかと。
私でよかったらいくらでもお話ししますが、もうニートですしね・・・
前の会社の恨み節ならいくらでもお話しします。笑
ニートの立場からなんですが、
あなたの就活がうまくいくことを祈っています!
さてこれをどうやったら現役の学生に読んでもらえるんだろうか・・・。
届け〜〜。
以上です。おしまい。
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