『今辞めるとどこでも働けないぞ』の呪いと、辞め癖の話
どうも、3ヶ月で会社を辞めたゆとり世代の人です。
兄の話の途中ですが、書き進めるのに時間がかかるので
先に前にいた会社の話をします。必ず書きます。
※記事によって、文体が「ですます調」「だ・である調」で安定しないのは、その時々のテンションで書きやすい方で書いているからです。すみません。
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さて、この記事のタイトルである『今辞めるとどこでも働けないぞ』は、
私が新卒で勤めた会社を辞めるときに人事や上司にさんざんいわれた言葉です。
スピリチュアルなものは一切信じない私ですが、
人から言われた「言葉のパワー」、いわゆる言霊に関しては
あるんじゃないかなーと思います。
それは受け取り手である私のメンタルの問題でもあると思うのですが・・・
言霊というのは、口に出してしまった言葉は現実となるという言葉の持つパワーのことです。
けっこう、これって実在するって思っています。
というのは『今辞めるとどこでも働けないぞ』という言葉のとおり、
いま現在私が無職であるからです。
今日はこれについて考えたいと思います。
人事・部長にかけられた呪い
仕事を辞める前に、元人事や部長にそれぞれ、「面談」というテイで、
会社を辞める意思表示の話し合いの場をもらいました。
面談では、腐るほど同じセリフをいわれました。
「あなた、今の時期に仕事辞めてもどこでも働けないよ」
「うち(の会社)辞めてもよそでも辞めちゃうよ、どうせ」
こんな言葉をいわれると、内心臆病者な新入社員としてはどきっとします。
仕事がしたくないのではないのです。ただこの会社で仕事がしたくないだけなのに・・・
働き口がないとご飯が食べられません。
しかしそんな風に脅されても、面談を設けてもらった時点で、すでに心境は辞めたさでいっぱいなのです。
「他の場所で実際に働けないわけないじゃん」
「上司がいる会社なんか辞めて、他のところで働いてやる」
そう思って、入社して3ヶ月で仕事を辞めました。
この言葉は、職場を離れてから1ヶ月半経過した今でも私を苦しめています。
彼女たちのの言葉がまるで「呪い」のように感じられました。
辞めたはいいものの、私の頭の中にはこの言葉が呪いみたいにこびりついて、
1日に何回も思い出してしまいます。
「あなた、今の時期に仕事辞めてもどこでも働けないよ」
「うち(の会社)辞めてもよそでも辞めちゃうよ、どうせ」
豆腐のようなメンタルの私は、この言葉がストッパーになり、
転職活動をしようと思っても先へと進めませんでした。
派遣に登録し、これと思った仕事の紹介をもらって、いざ選考を受けようと思った瞬間、
「どうせ紹介してもらってもすぐ辞めちゃうんだろうな」
と思ってしまい、結局お断りする、、、というサイクルを繰り返しました。
(テン○スタッフの担当の方ごめんなさい)
「あなた、今の時期に仕事辞めてもどこでも働けないよ」
「うち(の会社)辞めてもよそでも辞めちゃうよ、どうせ」
この言葉が、何度でも脳裏にリフレインします。
彼女たちは文字どおり「呪いの言葉」をかけたのです。
人事&部長さんの呪いはある程度成功したと言っていいでしょう。
「呪い」は本人たちの願望であり、ただの脅し
私は1つのことが長く続かない飽きっぽい人なので、
「うちを辞めてもよそでも働けないよ」は、案外間違ってないと思います。
(昔から飽きっぽさとテキトーさには定評のあるナカガワ。)
私のようなちゃらんぽらん人間の場合には本質をついているといっていいでしょう。
ただ、私の会社の同期も、私に続いて数人辞め、そのうち半分はすでに転職先を決めていますから、
「うちを辞めてもよそでも働けないよ」というのはただの脅しだと思います。
日本国内には、株式会社は約550万社。
私が働いていたのは、たったそのうちの1社です。
冷静に考えて、550万社も会社があるのに、
よっぽど仕事ができないか、本人が望まないかのどちらかでない限り、
働けない訳がありません。
ただし、私が新卒で入った会社は東証一部上場の会社だったので、
ほんの一握りであるとは言えます。
この記事を書いた2017/09/06時点で、2026社です。
同じような上場企業に入ろうとすれば、それなりに骨は折れるかもしれません。
でも、それにしたって2026社もあります。
会社を選ばなければ絶対に働けます。
「長くは働けない」のは努力不足?辞め癖があるから?
ただし、「働き先がない」という意味ではなく、
「どこの会社でも(長くは)働けないよ」という意味であったなら話は変わってきます。
まだ転職先を決めた同期も、まだ実際に仕事に就いてるわけではありませんし、
転職先で長く勤めるかどうかなんて、本人もわからないでしょう。
元人事と元部長には、辞め癖の話をされました。
「ウンウン、いまナカガワさんが苦しいのはすっごくよくわかる。
だけど〜、今辞めると辞めるの癖になってすぐに辞めてしまいますよ??」
彼女たちは、私が以前、教育大学に入ったものの、大学は自分の肌に合わず、
教育以外のことに力を入れていたことを伝えていました。
ですが、もちろん「大学が嫌いで〜」とストレートに言うと、人間性に問題があると思われるので、
「別でやりたいことが見つかって」などと、オブラート10枚くらいに包んで伝えていたつもりだったのですが。
「ナカガワさん、以前大学が合わなかったって言ってましたよね?それ、あなたの努力不足だと思うんですよね」
「そうやって辛いことに向き合わないで、自分は努力もしないで。
全部自分以外のせい、外のせい、環境のせいにして逃げてるじゃないですか?」
「また逃げるんですか?これは変えられませんよ?逃げ癖は一生治りませんからね。
いま会社で頑張って、向き合わないと。」
と。
このように言われたのは、控えめに言ってめちゃくちゃムカつきました。
確かに、私には逃げ癖、辞め癖があるのかもしれません。
ですが大学についてはそんなこと言われたくなかったです。
大学の雰囲気はあまり馴染ず、ずっと違和感は拭えなかったものの、
せっかく入った大学ライフを楽しもうと、サークルもゼミもそれなりに頑張っていたのに・・・。
この人たちは「馴染めなかった」というだけで「努力不足」と責めるのか・・・。
1年休学ははさんだもののきちんと大学は卒業しましたし、(その分親には迷惑かけましたが)
どうして「逃げた」と言われなければいけないんだろう?と。
腸が煮え繰り返るとはこのことだと思いました。
辞め癖があっても、どうするか選ぶのは自分
私は、彼女たちが言うように、
辛い時に頑張って踏ん張ることができず辞めてしまう「辞め癖」の持ち主なのかもしれません。
しかし、しんどいと思っている場所で、無理をして向き合うことで得られるものって、そんなに褒め称えられるような素晴らしいものなのでしょうか?
私は会社にいることによって、だんだん自分の神経がまいっていくのを感じていました。
一番ひどいときには一時的ではありましたが、鬱の症状も出ました。
あと半年、1年耐えることによって得られる仕事のスキルや経験よりも、
失ってしまうものの方が大きいと考え、仕事を辞めたのです。
(仕事辞めてなかったら1年後にはこんな感じで死んでたかも)
ネガティブな理由での転職を続けていれば、だんだん社会に居づらくなっていくのは当然です。
なので、私が転職するとしたら、次いくところを最後のキャリアにしたいと思っています。しがみついてでも、次の会社では働きたい。
辞め癖をなくすには、しがみついてでもやりたい仕事・職場に出会うことが一番大切だと思います。
辞め癖のある私は、「一生やり続けたい仕事」「一生しがみつける場所」とはどこかを自分の意思で吟味し、一度決めた場所でまっとうするしかないと思うのです。
辞め癖のある人間でも、きっと良くも悪くもすべて自分次第でどうにかなります。
今は私は会社で仕事をするにはまだ自信がないことと、
結局辞めちゃうだろうということで、クラウドソーシングで仕事をもらってなんとか食いつないでいます。
呪いは相変わらず効いているものの、会社に入らなくてもできる仕事を見つけて生きています。
「元人事&元部長、あなたたちのかけた呪いなんてたいしたことないぞ!」
そう胸を張って言えるようになるためにも頑張ろうと思います。
終わり。
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