会社を辞める時は、形だけでも親に「相談」する方が平和という話
※2017年9月15日 14:38 加筆修正しました。
ついに、親に会社を辞めたことがバレてしまいました。
バレた、というか、さすがにそろそろ言わないといろいろとまずい頃だったので、自分から言ったのですが、
(むしろ、まだ言っていなかったんかい!という声が聞こえてきそうですね…)
もうそれはこの世の終わりかというほど悲壮な声で、めちゃくちゃ心配されました。
こんな風に、心配されるのは正直予想外でした。
「親に黙って勝手に辞めたら怒られる」とばかり思っていたので・・・。
まったく怒られることなく、こっちが申し訳なくなるくらい、体や心の心配をされてしまいました。
こんなに心配されるくらいなら、会社を辞める前に一言でも、形だけでも相談していればよかったです。
黙って仕事を辞めたことが知られた時の罪悪感?といったら、半端じゃないです…。
なんだか親に対して悪いことをした気分になってしまいました…。
というわけで、今日は仕事を辞める時、親には
「形だけでも」前もって相談するか、
なるはやで報告しておいた方が平和でいいんじゃないか、というお話です。
親とは自分を20数年育ててきた「育てのプロ」である
最近私となかなか連絡がつかないので、(連絡をとるのが億劫になり半分以上無視していた)何かおかしいと察知していたそうです。
それで、私が会社を辞めているかもしれない、ということはバレていたそうです。
(バレないと思っていた自分の浅ましさが恥ずかしい・・・)
両親は、ダテに私を20何年も育ててきていません。
バレッバレでした。
休学していた時と同じやり方をやらかしていた
私が大学を休学したとき、長く音信不通をやっていて、春休みが終わる直前ギリギリになってから連絡をし、
「来学期から休学するわー」と突然言いました。当然親には、それはそれは大慌てさせました・・・。その時もすでに休学届けを勝手に出していたのですが・・・我ながら親不孝ものです。
今回もそのケースを想定していたそう。
さすがにもう辞めてから1ヶ月半も経つなんて言えませんでしたから、
8月いっぱいで辞めた、とごまかしましたが・・・。
世の親は大変なんですね、私も子どもが生まれたら、同じように騙されることも覚悟しなければなりませんね・・・。
嘘は遅かれ早かれ、必ずバレます。直球勝負をしましょう。
ただし”毒親”の場合には気をつけて
ただし、親御さんが毒親である場合は要注意です。
特に、なんでも自分のいう通りにしたがる親の場合。
「だからあの会社は辞めておけばよかったんだ、父さん(母さん)のいう通りにすればよかったのに・・・」
などと言い出そうもんなら、ただでさえ仕事を辞めて(辞めようとして)弱った心につけこまれ、親無しでは何もできなくなってしまいます。
私の父は、女子である私には基本的に優しいのですが、
兄に対しては幼少の頃から厳しく、圧迫的な態度をとり、自分の思い通りにしようとしがちでした。
いわゆる毒親、まではいかないものの、その傾向があることは否めません。
そんな父は、兄が仕事を辞めた時に、
「だからあの会社はやめておけばよかったんだ、俺のいう通り〇〇にしておけばよかったのに・・・」と兄に言いました。
兄はただその言葉にしょんぼり落ち込み、自信をなくすばかりでした。そして親の言いなりに、行きたくない地元企業にひたすらエントリーさせられました。
(いずれも内定しませんでしたが・・・)
こういうことが続けば、転職するにしても、どんな仕事を選ぼうとも自分の選択に自信が持てなくなり、結果すぐに仕事を辞めてしまう・・・という負のループに陥る危険性があります。
毒親には、いっそのこと報告しないという選択肢も
仕事を辞めたことを正直に伝えることによって辛い目に遭うくらいなら、いっそ、
「退職した報告はせず、転職してから報告する!(もしくは転職した報告すらしない!)」
というのもありだと思います。
ただしその場合も隠し切ることが大事です。
弱っていることや仕事を辞めたということが、バレてはいけません。
兄のパターンを見ていた私は、
「仕事を辞めたくなっても相談したらアカン、あんな風に自信を潰されてしまう・・・!」と思いこんでしまいました。
それで今回のように相談や報告を避けていた結果、親に心配をかけてしまいました・・・。
まあ・・・今回は、しょうがないですよね。(開き直り)
辞めたことは前向きに、なるべく早く伝えよう
辞める意志を固めた上で、「相談」というテイをとる
親に会社を辞める話をするとき、注意したいのは
「やめようかな〜どうしようかな〜」と自分の気持ちが定まっていない段階で相談をするのはNGということです。
これをやると、親からは「もうちょっと頑張ってみたら」と退職を考え直すように言われたり、現在の職場を辞めない方向で考えようとする違いありませんから。
ただ、親が「子どもには、辛いときには自分を頼って欲しい」と思っている場合、
まったく相談せずに辞めてしまったことが知られると、
「相談してくれなかった」という事実だけで悲しませることになります。
その場合、
「今の会社の〇〇なところに対して、自分は〜〜〜って思っていて、
自分のやりたい〇〇を実現するために、今の会社は辞めて、別の会社に転職しようと思ってるんだけど、どうかな。」
という風に、なるべく自分の考えや今後やりたいこと、キャリアの道筋も具体的に添えた上で「相談」することで、
退職の意志を曲げずに、親にも「相談した」という事実を作ることができます。
辞めた後でも、親を心配させないための「大人の報告」を
会社のパワハラやうつなどの精神疾患など、どうしようもない理由で急に退職し、親に相談できなかったとき。
自分が言いやすいタイミングでいいので、「報告」をするのが親子としてのマナー。
というか、義理だと思います。
親としては、可愛い自分の子どもが、経済的にも精神的にも困っていないかということを心配しています。
成人したからと言って、
「もう大人なんだから仕事を辞めたことの報告せんでええやろ」よりは、
「もう大人だからこそ親には報告しておく」ほうがスマートなのではないでしょうか。
できるだけ早めに、会社を辞めたことを伝えたほうが、むしろ親を安心させるにはいいと思います。
親はあくまで子どものことを心配してくれているわけですから・・・。(反省)
できれば、仕事を辞める前から「軽く」で良いので相談できたらベストです。
そうすれば、仕事を辞める話をするときも、「この前相談してた会社の話だけど・・・」と、持ち出しやすいです。
嘘をつくと、絶対にいつかバレます。
嘘をつくならせめて、息を吐くようにスムーズにつくようにしましょう。
以上、会社を辞めることの伝え方でした!
おしまい。